野口医院
2017-9-3

9月のレコードギャラリー(トニー・ベネット)




今月は、音楽界のレジェンド男性ボーカル トニー・ベネットです。
グラミー賞受賞19回を数え90歳を超える音楽界のレジェンド、トニー・ベネット。その歌はすべての世代を超越し、ジャズだけには止まらず 様々なジャンルやスタイルを今も現役で活躍されています。
あのフランク・シナトラが「料金を払ってでも聴きたい歌手」と言ったとか、「霧のサンフランシスコ」が特に有名ですが、何を歌っても本当に上手いと感じます。センスの良い軽妙な節回しとクライマックスに向かって声を張っていく、決して逃げないで真っ向からの歌い方には感動します。コロンビアに多くの作品を残していますが、歌伴の伴侶としてピアノのラルフ・シャロンとの共演は絶秒のタッチで見事です。「トニー・シングス・フォー・トゥ」「When Lights Are Low」などトニーの声と会っていると感じます。またカウント・ベイシーとの共演盤「イン・パーソン」「 ベイシー・スイングス・ベネット・シングス」はオケとのコラボを上手く歌いこなす。またブルーべックのホワイトセッションも企画モノとしては面白いです。
その後22年間在籍したコロンビアを離れMGMに迎えられ、2年後にFantasyでビル・エバンスとDuoアルバムを制作、ビルがトニーの大ファンであることから実現、通常のピアノの歌伴ではなく対等の立場でバラードを中心とし見事に成功しているかと思います。その後もポピュラーも含めて多くの作品を作っています。
最近のものでは、2011年「Duets」など選曲と歌手の選び方が上手いと感じます。レディ・ガガとの共演、2014年「Cheek To Ceek」彼女の歌唱力は本当に素晴らしいですね。そして89歳でピアノのビル・チャーラップとのDuoこの年齢でこの内容には驚愕します。この高齢にしてどの相手よりも一番輝いているベネットに拍手を贈りたいですね。

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