野口医院
2017-6-1

6月のレコードギャラリー(ウェザー・リポート)




 今月は、ウェザー・リポートです。
 約40年以上も前になりますが、当時を思い出すに、マイルスが70年に『ビッチェズブルー』を発表、何か新しい音楽が始まる予感はありましたが、正直ついて行けるのか?不安な一面もありました。
 そんな折、ウェザー・リポートを聴いた頃というのは、キャノンボール・アダレイのバンドにいたジョー・ザヴィヌル(key)と、ジャズ・メッセンジャーズのウェイン・ショーター(sax)がいるバンドという印象ぐらいでした。
同時にチック・コリア(pf)の『リターン・トゥ・フォーエヴァー』が出て来た頃で、ウェザー・リポートもその中のひとつと考えていました。
 デビュー作の『ウェザー・リポート』(1971年)から聴いたわけではなくて、個人的に言うと、1976年の『ブラック・マーケット』が出た年ぐらいから聴くようになりました。『ミステリアス・トラヴェラー』(1974年)『テイル・スピニン』(1975年)は単純に、最初は“新しいサウンド”という感じでした。
 その後、FMラジオで『8:30』(1979年)や『ナイト・パッセージ』(1980年)は聴く事が出来ました。ちょうどジャコのデビュー作『ジャコ・パストリアスの肖像』と同時期だったと思いますが、1曲目の「ドナ・リー」がかかるわけですが、どちらかというとよく分からなかったですね。弾いてるのがベースか何かかも。それからすぐ“ウェザー・リポートに入るベーシスト”という話を聞かされました。1976年頃は、ドラムスがアレックス・アクーニャ、パーカッションがマノロ・バドレナの頃です。でも1978年にドラムのピーター・アースキンが入って、ジョー、ウェインとの4人編成。4人であれだけの音の深みと広がりを表現できるというのが凄かったです。『8:30』(1979年)に一部収録されていますけど、この4人の時のウェザー・リポートが、凄まじさという点では一番いいんではないかと思っています。何よりもジャコの存在感は大きいと考えます。「どうしてあぁいう音がでるのか?」ベースのネックのフレットを自分で外し新しいベースサウンドを確立。リズム楽器だったエレクトリックベースを新しいソロ楽器のイメージに高めた功績は今後も語り継がれいくことでしょう。
 この最強のバンドは、ジャズ/フュージョンのみならず、ロックなど広く音楽シ‐ン全体にに衝撃を与えたと思います。特に『へビー・ウェザー』は有名で幅広く商業的にも成功、あの人気コ‐ラスグループ、マンハッタン・トランスファーがカバーしこちらの方も世界的に大ヒットしたことも拍車をかけたようです、今も吹奏楽など多くのバンドがカバーし耳にします、メロディアスでポップ感覚でありハイレベルな中で、音楽の質の高さとエンターテイメントのバランスが見事に溶け合っていると思います。バンド結成から解散まで15年間は、あくまで固定ではなく多くの新しい個性を持ったミュージシャンが参加しクリエイトされ刺激を受け変化した分けですが、今聴いてもまったく古さを感じず、現在も新しいスタンダードとして生まれ変わり影響と刺激を与えつづけているようです。
イメージ

イメージ

イメージ




ご連絡先